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ビンタなどの体罰は、しつけといえるか?

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最近有名なジャズミュージシャンが、教え子にビンタをする映像がネットやTVで流され、平手で子どもを叩く行為の教育的な効果について大きな議論を呼びました。著名な芸能人や文化人の中に、しつけや教育的指導法として、そうした体罰を擁護する意見も散見されましたので、1年前のテキサス大学オースティン校の研究レポートについてご紹介いたします。

Risks of harm from spanking confirmed by analysis of 5 decades of research

Date:April 25, 2016
Source:University of Texas at Austin
Summary:The more children are spanked, the more likely they are to defy their parents 
and to experience increased anti-social behavior, aggression, mental health problems 
and cognitive difficulties, according to a new meta-analysis of 50 years of research on spanking. 

https://www.sciencedaily.com/releases/2016/04/160425143106.htm



ビンタ(平手で顔を打つ)やスパンク(平手でお尻や背中を打つ)などの軽い体罰も含めて、いかなる体罰も、教育的に期待される効果が全くないばかりでなく、逆効果であるということが、16万人の子どもを巻き込んだ50年以上の調査研究により明確に実証されているということです。

にもかかわらず、世界中の親の80%が、しつけとしてビンタやスパンクなど、なんらかの体罰を効果があるものとして子どもに対して行っているという実態調査の結果が、2014年UNICEFから出されています。体罰を受けた子どもが、親になった時に同じように自分の子どものしつけに体罰を行う傾向があるということも、広く知られています。日本だけでなく世界中で、体罰を受けた子どもの方が反社会的な衝動を抱きやすく様々な心理的な問題を抱えやすいという研究結果が出ても、なおこの負の連鎖をきっぱりと断ち切ること…