投稿

10月, 2017の投稿を表示しています

From NY Joyの子育てレポート 理想的な早期教育ってあるの?

イメージ
皆さんと同じように、NYで二人の子育てに奮闘しているJoyから、とっても大事なことが書かれている記事を見つけたので紹介したいということで、NPR(National Public Radio)のニュースサイトに掲載された「早期教育」についての記事とJoyの解説が送られてきました。これは、Tania Lombrozoという「学習」について研究している認知心理学の研究者によって書かれ、2017年8月28日にNPRに掲載されたものです。 Joyの活用している情報源として、このNPRをブックマークしてアメリカについてのいろいろな記事を読んでみても面白いと思いますよ。 What Should We Be Teaching Young Children? 理想的な早期教育ってあるの? http://www.npr.org/sections/13.7/2017/08/28/546811975/what-should-we-be-teaching-young-children?utm_source=facebook.com&utm_medium=social&utm_campaign=npr&utm_term=nprnews&utm_content=20170828 年々学力を優先する世の中、子供の教育に良いと思いまだ鉛筆も上手に持てないうちからドリルを買っている親御さんが多いのではないでしょうか。私もその一人です。しかし、子どもの成長発達というのは学校で教えている国語・数学・英語などの勉学面だけに限られるものではありません。多才で豊かな大人に成長するには 情緒的発達、社会性の発達も重要です。そういった能力を育てるには音楽などの情操教育や「聞く話す読む書く」といった言語学習が大きな役割を果たすと言われています。 この記事によると子供の教育にとって「何」を勉強するかだけではなく、「いつ」身につけるかも重要だと書いてあります。例えば極端な例ですと天才ピアニストを育てるには3歳からピアノを習わないと絶対音符が身につかないと言われています。しかし、ピアノの先生をされている親戚に伺うとある程度指の発達や手が鍵盤に載せられないとピアノを習うこともできない。早すぎても、遅すぎても最大限の効果が求められない、子供の脳

英語の文化を理解する大切さ

イメージ
英語は、どっぷり浸かって真面目に勉強してみると、独特のリズムとフレーズを持つ大変音楽的な言語です。英語圏から、ジャズやロックなどの新しい音楽が生まれてきた理由が分かる気がします。 この英語の音楽的な楽しさ、面白さから英語学習に入ると、その魅力が理解しやすく、楽しく英語学習をすることができます。「音」から入る言語習得は、幼児期の子どもの言語習得と同じ道筋ですので、お子さまと一緒に楽しい遊びとして家庭に取り入れることができます。 英米で親しまれている昔からの伝承童謡「マザー・グース」や、新しく創作された童謡や子供向けの Rhyme を総称して「 Nursery Rhymes 」といいます。英語では、昔から韻を踏んで Rhyme を作っていくことが広く言葉遊びとして定着しています。日本語でいえば七五調と同じような感じでしょうか。韻を踏むことによって英語の音楽的な面白さが際立ち、老若男女を問わず楽しめるものになります。 詩も、そうした Rhyme の文化をベースにしていますので、朗読されるものをライブで聴く方が翻訳されたものを読むより、面白さが理解しやすかったりします。ラップミュージックの面白さも、この韻を踏む Rhyme をベースにしたものです。 英語圏の、現代の文化に脈々とつながっている歴史的な文脈を、幼い頃から吸収して理解していくことは、成長して実際に英語でコミュニケーションを取っていく場面で大変重要になります。日常交わされる会話の端々の機微、映画やドラマでの会話の妙味、ギャグやジョークなども、そうした文脈の中から生まれてくるからです。 教材として日本で開発されたものだけで英語を覚えていくだけでは、そうした大きな文化の文脈を理解できず、実際の会話場面でのコミュニケーションが困難になります。 教材中心となる学校やお教室での英語教育をサポートして楽しく英語の世界を広げていくために、ご家庭ではなるべく教材ではなく、英語圏の子どもたちが日常接しているコンテンツを散りばめていくことが大切です。 韻を踏む独特の英語の文化を理解し教養を育む絵本やお歌に、幼い頃に接する機会を持つことが、大人になってから英語圏の文化をよりよく理解する土台になっていくのです。ポノリポショップでは、マザーグースなどのお歌のCD付絵本や、Phonicsを取り入

睡眠不足は、子どもの情緒に長期的に悪い影響を与える

イメージ
Lack of sleep increases a child's risk for emotional disorders later NIH-funded study reveals long-term emotional effects of poor sleep https://www.sciencedaily.com/releases/2016/07/160722104137.htm Date:July 22, 2016 Source:University of Houston Summary:Children who experience inadequate or disrupted sleep are more likely to develop depression and anxiety disorders later in life according to recent research. The study seeks to determine the precise ways inadequate sleep in childhood produces elevated risk for emotional disorders in later years. 去年の 7 月ヒューストン大学の臨床心理の助教授 Candice Alfano を中心としたヒューストン睡眠と不安につての研究センターによる、思春期前の 7 歳~ 11 歳の 50 人の子どもを対象とした調査研究により、睡眠不足や睡眠の中断が、子どもの情緒に大きな影響を与えることが判明しました。不安や抑うつなどのネガティブな感情が増幅しやすいという傾向と共に、ポジティブな感情を生じにくくさせ、楽しいことや嬉しいことを十分享受することができなくなるという結果が出たそうです。 そして、こうした傾向は、数年が経過した後に現れる傾向にあり、その子の思春期へ向かう心の有り様に大きな影響を与える可能性があるということです。 自分自身に自信を持って、幸福を素直に幸福と感じていけるように育ってほしいと願うならば、夜更かしせずに、夜は早めに寝かしつけ、途中で眠りが中断したりしないように、静かで安らかな睡眠環境を日常キープすること