From NY Joyの子育てレポート 理想的な早期教育ってあるの?



皆さんと同じように、NYで二人の子育てに奮闘しているJoyから、とっても大事なことが書かれている記事を見つけたので紹介したいということで、NPR(National Public Radio)のニュースサイトに掲載された「早期教育」についての記事とJoyの解説が送られてきました。これは、Tania Lombrozoという「学習」について研究している認知心理学の研究者によって書かれ、2017年8月28日にNPRに掲載されたものです。

Joyの活用している情報源として、このNPRをブックマークしてアメリカについてのいろいろな記事を読んでみても面白いと思いますよ。



What Should We Be Teaching Young Children?

理想的な早期教育ってあるの?


年々学力を優先する世の中、子供の教育に良いと思いまだ鉛筆も上手に持てないうちからドリルを買っている親御さんが多いのではないでしょうか。私もその一人です。しかし、子どもの成長発達というのは学校で教えている国語・数学・英語などの勉学面だけに限られるものではありません。多才で豊かな大人に成長するには情緒的発達、社会性の発達も重要です。そういった能力を育てるには音楽などの情操教育や「聞く話す読む書く」といった言語学習が大きな役割を果たすと言われています。

この記事によると子供の教育にとって「何」を勉強するかだけではなく、「いつ」身につけるかも重要だと書いてあります。例えば極端な例ですと天才ピアニストを育てるには3歳からピアノを習わないと絶対音符が身につかないと言われています。しかし、ピアノの先生をされている親戚に伺うとある程度指の発達や手が鍵盤に載せられないとピアノを習うこともできない。早すぎても、遅すぎても最大限の効果が求められない、子供の脳の発達というのはとても敏感でタイミングが大切だと言うことが分かります。音楽だけではなく、例えばオムツが取れるタイミング、お箸・鉛筆の持ち方、自転車など、あらゆる場面で「学ぶタイミング」を意識することが子供にとってストレス無く、個人の成長にあった効果的な育児方法だと思います。中でも、言葉の学習や音楽など聴覚に関わる分野の学習については、幼少期の早期教育が、大きな効果を生むことが分かっているということですので、その子の発達に合った形で力を入れると良いと思います。

次に教育に大切なのは「雪だるま効果」とのことです。小さい頃からの積み重ねが最終的に大きな結果に繋がるという考えです。とくに語彙数は小さい頃に多く学んだ子は数が少ない子より将来言語力が大きく伸びるそうです。従って幼い頃から多くの語彙にふれあい、学ぶことが大切とのこと。この格差は、成長と共に拡大することも分かっているということですから、音から入ってボキャブラリーを増やしていく「ことば」の教育には、家庭でも早期より力を入れていくことが大切なようです。その子の言語能力が高まると、社会と関わる経験が広がり、情報を収集する能力もどんどん身に着けていくことができますので、そうした面からも「ことば」の習得は大切なものといえましょう。

3番目に「現在」に注目することも大切だそうです。「学ぶタイミング」や「雪だるま効果」は今やることによって将来の結果に大きく関わることですが、今子供が必要としているアドバイスは今日向き合うことが大切ということです。例えば、友達との喧嘩は長期的に考えて成長への影響は少ないかもしれませんが、日々の生活への影響は大きいものです。小学校中学年頃までに、感情をコントロールして日課をきちんとこなしていくことを身に着けることは、とても大切とのことです。

最後に子供の教育に重要なのは「最終目的」を意識することだそうです。どんな課題でも、その時々でゴールを意識して取り組んでいくことが大切だということです。責任感がある独立した知的な大人を育てるには幼い頃から子供の成長にあった課題をひとつずつ丁寧に積み重ねて教えていくことにつきるのでしょう。

常に進化・変化する世の中、今の子供が将来どんな世界で生き延びていかなければいけないのか私たちには分かりません。人間は常に新しいことを学ぶことができますが、言語力・音楽・情緒的発達・社会性の発達など幼少期にしか出来ない、早期に学習することに意味があるものがあるということは意識すべきだと思います。中でも、特に言語の習得は、重要といえます。「ことば」を音として聞かせ、発語につなげ、基本的な読み書きまで、本格的な勉学が始まる小学校入学前に学ばせてくことは、その子の将来の可能性を広げ、社会性を身に着け、自身を律して生きていく力をつけるために、周囲の大人がしてあげられる一番大切なことではないでしょうか。



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